今度は、今まで書いてきた命令にも関わる話しです。 ここでは引数の省略(しょうりゃく)について説明します。 今までは、命令ごとに持つ引数を全て記述してきましたが、実は引数を省略することも出来ます。 引数を省略した場合、その引数ごとに用意されている値が使われます。 これをデフォルト[default]値と呼びます。 デフォルトとは、“指定されなかった”や“欠落した”や“怠けた”という意味です。 色を指定する color命令を例に考えてみましょう。この命令は次のような構成になっています。 color p1, p2, p3 p1 : R(赤)の輝度 【 0〜255 (0) 】 p2 : G(緑)の輝度 【 0〜255 (0) 】 p3 : B(青)の輝度 【 0〜255 (0) 】 この時、p1 と p2 と p3 は、それぞれ 0 から 255 の間の値を指定しなければならず、 省略をすると、( ) 内の値である 0 が使われることになります。 つまり黄色を指定する場合、 color 255, 255, 0 も color 255, 255, も同じ意味になります。 また、引数の後ろ側(右側)が省略されている場合は、, も省略することが出来ます。 すなわち、 color 255, 255 でも同じ意味になるのです。 デフォルトを利用すると、必要な引数だけ設定し、不必要な引数は省略することができます。 しかし、引数によっては省略できないものもありますので、 省略するときは、そのデフォルト値についてしっかりと確認するようにしてください。 また、本書でも省略を用いることがあるかもしれませんが、重要と感じられる部分はデフォルト値でも明記しています。 慣れるまでは、省略はしないように心がけてください(すべての引数に値を指定してください)。 では、省略についてもう少し説明します。 color 255, 0, 255 の場合は、0 の後ろに 255 がありますので、 color 255,, 255 としか省略できません。 ですが、 color 255, 0, 0 の場合だと、 color 255, , と同じ意味なので color 255 と無駄な,を省略できます。 さらに、 color 0, 0, 0 の場合は、 color , , , と同じ意味なので、 color とまで省略ができます。 今度はmes命令についてです。
mes命令は引数を省略すると mes "" と同じ意味になります。 (つまりmes命令の引数のデフォルト値は "" です) これにより、何もない文字列 "" を表示し、その結果として、一行空けることが出来ます。 |